免疫療法(キイトルーダ&レンビマ)をはじめる
子宮体癌手術後にTC療法(カルボプラチンとパクリタキセルの点滴)を5クール実施しましたが、ガンが再発していました。くわしくはこちら↓

「TC療法の効果がなかった」ということになりました。そこで次は、免疫療法(LC療法)をおこなうこととなりました。
キイトルーダ(別名ペムブロリズマブ)という免疫チェックポイント阻害剤の点滴と、レンビマ(別名レンバチニブ)という血管新生抑制分子標的薬のカプセルを毎日服用するという治療法です。
キイトルーダは、3週間毎に点滴をします。レンビマは、毎日20mgのカプセルを飲みます。
まず第1回目は、点滴によるアレルギー反応をチェックするため、2泊3日の入院で行いました。2025年5月の初めのことです。
LC療法1回目の副作用
第1週目の副作用
LC療法について主治医からの説明では、はじめの1~3週間ぐらいに副作用がでることが多いから体調をよく観察して、気になる変化があったらすぐに連絡するようにとのことでした。
実際は、頭痛が4日間あったり、下痢がたまにあったり、すこしダルかったりといった比較的軽い症状でした。
説明資料の冊子にこわい副作用のことがたくさん書かれているので、ビクビクしていましたが、「なんだぁ、私はけっこう大丈夫かも」と思っていました。
第2週目の副作用~異常な寒気がする~
ところが、、、、
11日目の土曜日、近所のうどん屋さんへ夫とでかけたら、途中、お腹がいたくなり、急遽自宅に引き返しました。そして、しばらくすると、経験したことがない異常な寒気が襲ってきました。5月の連休すぎなのに、寒くてストーブをつけました。夫が暑いというので、寝室に移動して、ストーブをつけ、湯たんぽをあたため、布団にもぐりました。しばらくすると寒気がおさまり、眠りました。
翌日もひどい寒気があり、食事がほとんどとれなくなりました。ゼリーを半分食べることしかできませんでした。処方されていたロキソニンをのむと楽になりました。
月曜はハイパーサーミア治療の説明があり、別のクリニックにいく予定でした。なんとか車でたどり着き、説明だけうけて承諾書にサインをしました。が、手がめちゃくちゃ震えて字がまともにかけません。なんとか帰宅しました。
ロキソニンを飲んで、温かくして布団の中でじっとしていました。朝は平熱ですが、夜には38度を超えていました。ひどい風邪かと思い、病院に連絡することなんて頭にありませんでした。
緊急入院
水曜は主治医の診察の日でした。ダルいので、車を運転して向かいました。いつものように採血を終え、待合室で診察を待ちましたが、つらくて壁にもたれかかっていました。
血液検査の結果が悪かったようで、先生は、「もう一度採血します、尿もとります。そしてこのまま入院です。自宅に帰らないでください」と。
「ええっ?! ダルいのではやく家に帰って寝たいです」といいましたが、
先生は「帰宅してはダメです。緊急入院です。『いつもと違う症状があったらすぐに連絡してください』っていってましたよね? それです。」と先生。
「あー、これがそうなんだー。」
「こんな状態なのに、よく我慢してたね~」と先生にいわれました。
そんなに悪いのかな、私。。。
おしっこがでない
採尿のため、トイレにいったら、なんと尿がほとんどでません。いつもなら、出ないなぁと思っても、カップの底に少しでも溜まるのに。。今回は、数滴でたぐらい。ヤバイかも。。
次に、看護師さんから、「管をさして直接膀胱から尿をとります」、といわれ、処置室にいきました。看護師さんが私のおなかを押して尿を出そうとしましたが、ほとんどでませんでした。なんということだ!
関係者泣かせの血管
CT検査もしました。
次にまたまた採血です。
採血用の血管、点滴用の血管がみつからないので、スタッフさんたちが苦労していました。
血液培養検査のための採血なので、それなりの量の血液が必要です。しかし、すでに2回採血をしており、いい血管のある場所が他になかなかみつかりません。
2階婦人科外来で待合室の壁にもたれかかって待つ、つらそうな私をみて、看護師さんが車椅子に乗せてくれました。
べつの介護系スタッフさんに交代し、車椅子で、1階の採血室に移動。
そこで腕のいいナンバー1の看護師さんが1本血液培養検査のための10~20mlぐらい採血しました。しかし、婦人科の指示内容に不明な点があるとかで、一時中断となり、確認まちになりました。ナンバー1の方は、別の患者さんへと移動していきました。
次にナンバー2の方が採血することになりました。でもうまくいかず、4回ぐらい失敗していったん中断となりました。次いでナンバー3の方も挑戦。しかし、あえなく失敗。関係者のみなさんは「皆ごめんなさいね」と謝ってくれました。「いえいえ、ちゃんとした血管がない私のせいなのでそんなに謝らなくてもいいですよ」
ついに採血室ではお手上げとなりました。私の腕は止血用の絆創膏だらけとなりました。
続いて、2階の婦人科外来エリアに戻されました。私の様子がさらにキツそうになっていたのをみた看護師さんが、採血はベッドに横になってしましょう、といってくれました。たすかるぅ~。
この後はもう入院なので、婦人科外来では、入院病棟で採血と点滴のルート取りをしてもらおうとなったらしいです。しかし、入院病棟では、外来でなんとかお願いしますといわれたそうです。緊急入院なので受け入れ側もバタバタですよね、やっかいな患者になってしまいました。トホホ。
普通の状態なら、あらまという感じなのですが、今回はフラフラなので、あまり深く考えることができません。あー、神様ぁ~という感じで、横になってまな板の上の鯉状態で待つしかありません。でも、座っているより、ベットで寝かせてもらえるので、前よりずっと気持ちも体もラクでした。
そうこうしているうちに、夕方なので、婦人科外来では、みなさんバタバタしています。採血担当になったA看護師さんが、「採血室でもお手上げだったのに、私でもできるかしら~」と不安を口にしながら、私の腕をみて血管を探します。「入院病棟は、こっち(外来)でやってっていってるの。いやぁ、できるなかぁ。でも私がやらないとなぁ~」と付き添っていたもう一人のB看護師さんに話しかけながら、自身を鼓舞するように声に出しながら手を動かしています。
「がんばってくださあ~い」と私もベットに寝ながら励まします。
そのうち、B看護師さんは、夕方はやく帰宅しないと行けないらしく、「ごめんねぇ~、がんばってぇ~」と、処置終了を見届けないまま、後ろ髪をひかれるように、退勤していきました。
しばらくして別のC看護師さんがきて、二人(A看護師さんと私)を励まし応援してくれました。そしてついに、失敗もありましたが、A看護師さんがなんとか採血と点滴ルート確保に成功しました。バックヤードのあたりでもちょっと歓声があがりました。やったぁ~!!!
そうして、入院病棟の5階個室に移動してもらえたのでした。ふぅ~やれやれ、一安心。
一息ついてから、夫にLINEで病室番号を連絡しました。着替えなど入院グッズを持ってきてもらうようお願いしました。でもその日は帰宅が遅くなるそう。ジーパンでベットで寝ているのも落ち着かないので、1日分だけ、入院着をレンタルしました。レンタルパジャマは便利ですね。お金かかるけど。
面会終了時間ギリギリに夫がきて、いろいろ持ってきてくれました。また、私が乗ってきていた車を運転して帰ってもらいました。
治療
とにかく、点滴、点滴の連続でした。血液サラサラの薬や抗生剤などが引っ切りなしに点滴されたという感じです。
尿がでないので、たいへんな事態らしいです。しかし、治療の甲斐あって次の日の早朝からおしっこはでできました。そしてそれからは、トイレにいくたびに大きめの計量カップで尿の全量をとり、量を記録しました。また、そのうち飲水量も記録するようになりました。毎回ペットボトルやカップで飲んだ、水やお茶の量を記録します。たまに忘れたりもしましたが、、
血糖値も毎回指に針をさして測りました。
初めの4日間、寒気と頭痛は続き、痛み止めの点滴もしてもらいました。背中や脇腹にも痛みがありました。
下痢もありました。
食欲は少しでてきて、初日の夕食は3分の1ぐらい食べれました。2日目からはだんだん食べれるようになりました。
3日ほどがすぎると、足の指がかなりむくんでいるのに気がつきました。点滴しているのでしょうがないらしいです。退院して点滴しなくなったら、むくみはおさまりました。
今回の入院で、婦人科の主治医に加え、腎臓内科と糖尿病内科の先生も病室に来て様子をみてくれるようになりました。先生方は、レンビマとキイトルーダの副作用については経験がないと話していました。ちょっと不安です。
後日調べると、キイトルーダとレンビマの治療は2021年12月に子宮体癌への適応が承認された、まだ新しい治療法なので、適応になった患者をみる医師が少ないのも無理はないかもしれません。
治療の甲斐があり、検査結果もよくなったのでと、9日目に退院することができました。
入院生活
病院の食事
9日間の入院中、食欲はすぐに回復していました。しかし、薄味だと思っていた病院食が3日目にだんだんとしょっぱく感じるようになってきました。看護師さんに話したら、栄養士の先生が病室まできてくれて相談にのってくれました。全体的に食事は薄味にしてもらうことになりました。食事のお盆にのせてあるカードには、病室番号や名前などの他に「味薄め」というタグが付くようになりました。4日目からはすべて完食できました。
夫が入院グッズの中に、卓上塩の小瓶をいれてくれたのですが、今回はまったく使いませんでした。不思議です。
そんな中でも、ちょっと楽しみな病院食の回がありました。朝食のロールパン(週2回)、お昼のスパゲッティミートソース、シーフードカレー、イベント食のタコライスです。デザートは、マンゴープリンやいちごソースのヨーグルト、バナナなどのフルーツです。普段はあまり甘い物は食べないようにしていますが、病院食で出るとしっかり食べました。


なかでも、びっくりしたのがアジフライのおいしさです! 以前、有名な沼津港の食堂で食べたアジフライは衣が甘くてあまり好みではありませんでした。しかし、中井パーキングエリアの食堂で食べたアジフライや、近所のそば屋で食べたアジフライが超おいしく、今回の病院食のアジフライも同様でした。もしかして、神奈川県内のアジフライはクオリティが高いのか?!

自販機のあるコーナーに病院食の献立表が貼ってあるので、それをみながら毎回楽しみにしていました。
なお、退院直後のお昼には、しゃぶしゃぶランチを食べに夫に連れて行ってもらいました。夜は焼き肉屋さんにいきました。お肉を欲していたのですね。やっぱりシャバのめしはうまい!
病室
今回の入院も個室にしてもらいました。お値段は婦人科料金で11000円/日です(2025年5月当時)。他の診療科だと、18000円なので、ちょっとお安い。シャワーも17時までなら好きなタイミングで入れました。点滴の切り替え時に、ぬれないように看護師さんがビニールやテープで保護してくれました。
これまでは婦人科の入院病棟でしたが、今回はいつもの階ではなく、5階となりました。男性や高齢者が多いフロアでした。
ある日は、夜中に大声を出す高齢の方が、二人もいました。(お昼にシーフードカレーが出された日でした。関係ないですね。)最初は男性がオイ、オイと看護師さんに向かって大声をだし、乱暴な物言いをして、めずらしく看護師さんも大きな声で注意していました。そのうち、それが刺激となったのか、女性の高齢の方も大声を出し、注意されていました。それらの病室は、看護のため、扉が開放されているので、さらによく響きます。個室でも周りがこんな状態だと気になって眠れません。と、ちょっと思いましたが、あまり関係なく、私はぐっすりと眠りました。
今までの4回の入院(子宮摘出手術、抗がん剤点滴、腸閉塞手術、免疫療法点滴)では、婦人科病棟だっだので、入院しているのは女性と赤ちゃんでした。病室の扉はしまっていたし、小さな赤ちゃんの泣き声は、耳障りということではなく、がんばって泣いてるなあ、、という感じで聞いていました。
ちなみに当時はまだ、TC療法の副作用で髪がはえておらず、ずっと手作りの帽子をかぶってハゲ頭を隠しすごしていました。この時は眉毛もまつげもないので、ちょっとこわい顔してますね↓
お守りをもらってポーズをとっている時の写真です(^^;

何らかの感染症だった可能性
退院後、腎臓内科でも診察をうけることになりました。婦人科と連携してくれていて、総合病院なので同じ建物の中に移動するだけで済むので助かります。また、診察日も婦人科にあわせて設定してくれるので手間が少ないです。
はじめて、外来で腎臓内科にいった時、担当の先生から、証拠はつかめなかったが、何らかの感染があったと思うよ、とのことでした。
まぁ、とにかく感染源は不明でも無事に退院して元気になったからよかったです。
他の方のブログでもLC療法の副作用で感染症になったとの記事があったので、そんなものなのでしょう。気をつけないと。
先生いわく、「これからは僕がちゃんと検査結果(血液検査と尿検査)をみていきますよ」とたのもしいお言葉を頂きました。
あれ?
入院中は、キイトルーダとレンビマの患者は診たことがないといってましたが、しっかり(?)勉強してくれたようでした。
主治医からは、「次からはなにかいつもと違う症状があったら、我慢しないですぐ連絡してくださいね。」とのことでした。入院中は、免疫療法は一旦お休みとなりました。がんの治療を中断するとその間にがん細胞が増えるのが怖いなあと思いましたが、カラダを治すのが優先だからしょうがなですね。1週間後レンビマを半量の10mgにして再開することになりました。キイトルーダは入院して点滴することとなり、また、短期ですが、入院生活となりました。また、ダルかったり、食欲がない時はレンビマを自分の判断で一時休止していいとなりました。(8月現在、レンビマを10mgに減薬してからは重い副作用はなく、自分で休薬することはありません。)
5月は13日間と、ほぼ半分病院で入院したことになります。ふぅ。。。
退院の書類には、病名として「播種性血管内凝固」「急性腎障害」と記載してありました。先生に質問すると、感染症からくる病態を表したもので、具体的な病名ではないとのこと。菌など検出できなかったが、なんらかの感染症であったと。甲状腺機能が低下していたが、点滴治療で治っていた。糖尿病の疑いはなしとのことでした。
以上のように、キイトルーダとレンビマの化学療法では、1回目で重症の感染症になりたいへんでしたが、レンビマを10mgに減薬してからは、大きな問題もなく5回目まで継続できています。

