子宮体癌の治療過程を記録しています。手術が無事終わったと思ったら、抗がん剤を点滴する化学療法をすることになりました。パクリタキセルとカルボプラチンの点滴です。その副作用の一つ、髪の毛の抜け毛問題についての記事です。
医療用帽子を準備する
2025年1月初めに、抗がん剤治療をすることがきまりました。いろんな方の子宮体癌闘病ブログをみていたので、12月の終わりには、早々と、髪の毛がぬけた時にそなえ、帽子を用意していました。
実は、なぜだか、抗がん剤治療が決定する前の段階で、インスタに医療用帽子の広告が流れてきました。
初めはスルーしていましたが、いざ、抗がん剤治療が決定したら、真剣にサイトをチェックするようになりました。そしてついに、おしゃれな医療用帽子の広告から一つ、レースの帽子をポチッとしました。KISS MY LIFE さんの公式ショップで買いました↓

帽子を手作りする
また、医療用帽子の作り方を教えてくれているサイトをいくつかみつけ、自分で3つ作りました。
1つ目は、ニット生地でつくるniko*channalさんの動画↓
2つめもniko*channalさんの動画でガーゼ生地のバンダナでつくる帽子↓
私は、バンダナを使用せず、家にあったハギレでつくりました。
3つめもniko*channalさんの動画でコットン生地のバンダナでつくる帽子↓
これも、動画では大判ハンカチとバイアステープをつかってつくっていますが、家にあったハギレを使い、縫い代を大きめにとって、ゴムをいれてつくりました。ゴムがはいっているので、寝ているときでもはずれにくく、ナイトキャップとして重宝しております。
これは1つめの動画を参考に自作したニット生地の帽子です。手前味噌ですが、それなりに上手にできました

母のウィッグをもらう
母が使わなくなったウィッグをもらいました。
なんでも、せっかく妹が母のために選んだのに、お友達から「似合わないわ」といわれたので、それ以降使わなくなったとのこと。そして、タンパク質をたくさん摂るようにしたら、薄毛も気にならなくなったそうです。
で、眠っていたそのウィッグを妹が洗って、送ってくれたのでした。ありがたい。

これで、帽子とウィッグがそろい、準備万端とおもっていました。が、どこか、人ごとのようにも感じていました。
ところが、やはり、ちゃんと私のところにも、やってきました。抜け毛さんが、、、
髪の毛が抜けてライナスになる
化学療法を受けてから11日目には、頭皮がヒリヒリしました。右よりの頭頂部あたりが。なにかデキモノができた時のような感じに似ていました。
そして翌日、化学療法を受けてから12日目の夜、シャンプーしていたら、けっこうな量の髪がぬけました。おぉ~、ついにきたか! 後から思えば、あの頭皮のヒリヒリ感は脱毛の前兆だったのです。
13日目は髪をブラッシングしていたら、多めの髪の毛がついていました。
そして、14日目には、他の方のブログにあるように、事前にお風呂の排水口にストッキング状の水切りネットをつけました。ごっそり抜けました。水切りネットでちゃんとキャッチできました。
毎日、朝と、昼の歯磨き後と、お風呂に入る前に、ブラッシングして抜ける毛をゴミ箱に回収していました。
いちばんすごかったのは、化学療法19日目のシャンプー後のドライヤー時。洗面所の床一面に、まるで秋に落ち葉が地面いっぱいに敷き詰められて落ちているように、髪の毛が散乱し、自分でも超ビックリ!
コロコロを駆使し、掃除をしました。いやあ、私、髪の毛が多いので、抜け毛もそれはそれは大量です。ドライヤーの風で抜けた髪が宙を舞い、掃除用具をいれているカラーボックスの中まで、短い髪の毛がはいりこんでいました。パジャマにも髪の毛がついてしまい、これまた、コロコロで掃除です。お風呂あがりに、ごそごそと1時間ぐらい掃除をしていました。ちょっと湯冷めしてしまいました。夫が心配して声かけにきたくらいです。
20日目には、だいぶ地肌が露出してきて、ブラッシングすると頭皮が痛いので、かるくブラシをあてるぐらいにしました。手ぐしで髪をすくと、また、ごっそり、どっさり、髪の毛がとれます。手鏡でチェックすると手の届きにくい後頭部が残っていて、今度はそこを中心に手ぐしですきました。
切りがないので、そろそろやめようかと思い、洗面台の大きな鏡で確認すると、「ライナス」君にそっくりです。スヌーピーにでてくるキャラクターの一人、あの毛布をいつも持っている男の子。ライナス・ヴァン・ペルト。髪の毛は薄くあるが、頭の輪郭がバッチリ見える感じが、クリソツです(笑)。
2025年1月現在、家の中では四六時中、手作りの医療用帽子をかぶっています。
1日3回、髪の毛をブラッシングして、帽子をかぶる前に鏡をみると、「誰?」と思う瞬間があり、自分で笑ってしまいました。ショック、とか、悲しい、とか、思うより、これはブログの記事のネタにしようと、、、
書くことで、ショックを和らげる作戦ですかね。
つづく。。。